測量士補・測量士 過去問解答

【測量士補 過去問解答】令和4年(2022)No.17

 公共測量における航空レーザ測量において,格子状の標高データである数値標高モデルを格子間隔 1 m で作成する計画に基づき航空レーザ計測を行い,三次元計測データを作成した。図は得られた三次元計測データの一部範囲の分布を示したものである。この範囲における欠測率は幾らか。

解答

 作業規程において、欠測率は以下のように定義されています。

1.欠測率の計算は、計画する格子間隔を単位とし、三次元計測データの欠測の割合を算出するものとする。

2.「欠測」とは、三次元計測データを格子間隔で区切り、1つの格子内に三次元計測データがない場合をいう。ただし、水部は含まないものとする。

3.欠測率は、対象面積に対する欠測の割合を示すものであり、次の計算式で求めるものとする。
  欠測率=(欠測格子数/格子数)×100

R2. 測量作業規程 第435条より

 本問に置き換えて、欠測率の計算を行います。

① 格子数を計算する

 図より、格子数を計算します。水部を含む格子数は、問題図より6×9=54個。うち、水部が9個あるため、対象となる格子数は54-9=45個となります。

② 欠測格子数を数える

 図より、欠測格子数を数えます。3次元計測データがない格子数(欠測格子数)は4個となります。

③ 欠測率を求める

 ①、②の値を用い、欠測率を求めるとか下記のようになる。

$$\frac{4}{45}\times{100}=8.88$$

 以上より、欠測率は9%となる(答)

R4年度 測量士補 過去問解答

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