【測量士 過去問解答】令和2年(2020)No.7

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次の a ~ c の文は,公共測量において実施するトータルステーション(以下「TS」という。)を用いた基準点測量の誤差などについて述べたものである。 ア ~ エ に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。


a .TSの距離測定において,気温が ア 上がると測定距離は短くなり,気圧が イ 上がる と測定距離は長くなるなど,気象条件の影響を受ける。

① 気象補正の近似式

気象補正影響前の観測距離Ds、補正後距離をD、気象による誤差量をΔDとすると以下の関係が成立する。

$$D=D_{s}-\Delta{D}$$

ここで、気象による誤差量ΔDは、以下のように近似できる。

$$\Delta{D}≒(+1.0\Delta{t}-0.3\Delta{P}+0.04\Delta{e})\times{D}\times{10^{-6}}$$

ここで、Δt:気温の変化量、ΔP:気圧の変化量、Δe:湿度の変化量を表す。上記の式より、各々の気象変化に対し、以下の性質を有することが分かる。

  • 気象変化の影響の大きさ(各係数に着目する)
    気温(Δt) > 気圧(ΔP) > 湿度(Δe)
  • 各気象値が上昇した時の観測量の変化(各文字の符号に着目する)
    気温、湿度 ⇒ 短くなる、 気圧 ⇒ 長くなる


b .TSの距離測定において,距離に比例する誤差には ウ 変調周波数の変化  による誤差がある。

① 測定距離に比例する誤差

  • 気象変化(気温、気圧、湿度)による屈折率の誤差(上記参照)
  • 変調周波数の変化による誤差

② 測定距離に比例しない誤差

  • 位相差分解能(位相は距離によらず、常に一定の誤差)
  • 器械定数誤差
  • 致心誤差、反射鏡定数

c .TSにおける水平角の観測の良否は,倍角差及び観測差により判定するが,測量の精度が低下しないように対回内の観測方向数は 5 方向 エ 以下 としている。

R2年度 測量士 過去問解答

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No.17No.18No.19No.20No.21No.22No.23No.24
No.25No.26No.27No.28択一総評 記述総評  
2-B-22-C-32-D-2,35-A5-B-15-C-35-D-2

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