次の文は,公共測量における地形測量のうち,GNSS 測量機を用いた現地測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。
1.GNSS 測量機を用いて実施する現地測量に使用する測量機は, 2 級GNSS 測量機と同等以上のもの(〇:1級GNSSは10km以上の基線解析に必要(2周波観測)。RTK法では、10km未満(間接観測法の場合)の基線解析を行う)を標準とする。
2.キネマティック法又は RTK 法による TS 点の設置は,基準点に GNSS 測量機を整置し,放射法(〇)により行うものとし,観測は, 2セット(〇:1セット目を採用値、2セット目を点検値とする)行うものとする。
3.キネマティック法又は RTK 法による地形,地物等の測定において,観測に使用する衛星数は, 5 衛星以上(〇:ただし、GLONASSを用いて観測する場合は、使用衛星6衛星以上とし、GPS・準天頂衛星およびGLONASS衛星を、それぞれ2衛星以上用いる。)を標準とする。
4.キネマティック法又は RTK 法による地形,地物等の測定は, 1 セット行うものとし,セット内の観測回数は,FIX 解を得てから 5 エポック以上(×⇒10エポック(※)以上。よって、キネマティック、RTK法の観測時間が10秒以上に設定されている)を標準とする。
5.ネットワーク型 RTK 法による地形,地物等の測定は,間接観測法又は単点観測法(〇:キネマティック、RTK法では放射法で行う。)により行うものとし,観測は, 1 セット行うものとする
※:エポック:衛星から電波を受信すること。データ取得間隔が1秒なので、10エポックには10秒必要となる。
正の内容:赤マーカー、誤の内容:青マーカー
R4年度 測量士 過去問解答
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No.25 | No.26 | No.27 | No.28 | 択一総評 | 記述総評 | ||
2-B-1 | 2-C-2 | 2-D | 5-B | 5-C-2 | 5-D-4 |