次のa~eの文は,地図投影法について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。
a.地図投影法とは,立体である地球の表面を平面の地図に表すための方法のことを指すが,必ず何らかのひずみが生じる(〇)ため,表現したい地図の目的に応じて投影法を選択する必要がある(〇)。
b.地図上において,正角図法と正積図法の性質を同時に満足させることは,理論上不可能(〇:正積と正距、正角と正距は可能)である。
c.心射図法とは,方位図法の一種(〇:地球を球として直接平面に投影する図法)で,地球の中心を視点として地球に接する平面に投影するもの(〇:心射投影は中心投影とも呼ばれる)であり,この投影法による地図上の 2 地点を直線で結ぶことで最短経路を知ることができる(〇:大円を直線として投影する。正角でも正積でもない)。
d.ユニバーサル横メルカトル図法(UTM 図法)は,地球全体を 6 度ごとの経度帯に分けており,一つの経度帯における座標値は,原点より北に位置する地点の Y 座標は全て正(+)(〇),西に位置する地点の X 座標は全て負(-)(×⇒すべての座標において、負の値が出ないよう北半球を表す場合は、原点(E,N)=(500,0)、南半球を表す場合は、原点(E,N)=(10000,500)とする)である。
e.国土地理院がインターネットで公開しているウェブ地図「地理院地図」は,国土地理院刊行の 1/25,000 地形図と同様,ユニバーサル横メルカトル図法(UTM 図法)(×⇒極域の一部地域を除外した範囲をメルカトル投影の数式を使って作成した地図画像)が採用されている。
正の内容:赤マーカー、誤の内容:青マーカー
R4年度 測量士 過去問解答
No.1 | No.2 | No.3 | No.4 | No.5 | No.6 | No.7 | No.8 |
No.9 | No.10 | No.11 | No.12 | No.13 | No.14 | No.15 | No.16 |
No.17 | No.18 | No.19 | No.20 | No.21 | No.22 | No.23 | No.24 |
No.25 | No.26 | No.27 | No.28 | 択一総評 | 記述総評 | ||
2-B-1 | 2-C-2 | 2-D | 5-B | 5-C-2 | 5-D-4 |