【測量士補・測量士】水準測量の原理①-レベル、標尺を用いた高低計算

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こんにちは、9月に入っても暑いですね。少し間が開いてしまいましたが、本日から水準測量を見ていきます。ここも測量を未経験の方は、想像しずらい箇所なので丁寧に書いていきたいと思います。

1.水準測量とは

まず、水準測量ってそもそも何か、という基本的なお話をします。

水準測量は、ある地点から別の地点までの高低差を測定する測量です。設計・施工で高さは非常に重要になるので、より正確に行う必要があります。

そのため、精度を保つため往復観測、点検観測を行い、許容値内でなければ再測をする必要があります。

2. 水準測量の器械

次に、水準測量に使用する器械を紹介します。

水準測量は、主にレベルと標尺(スタッフ)を使用して行われます。

① レベル

レベルは、水平に目盛りを視準する器械です。上記はオートレベルといって、ある程度の水平を保てれば、器械内で補正を行い、正確に水平を保つことができます。このほかにも、器械が目盛りを読む電子レベルもあります。

② 標尺(スタッフ)

標尺は、高さを測るものさしの役割をします。表面に目盛がついており、レベルで読み取ります。電子レベルを使用する場合は、電子レベルに対応した標尺を使用する必要があります。(目盛バーコードがそれぞれの製品で違うため)

3. 水準測量の測定要素

上記の道具を使って、A,B間の比高差⊿hを求めてみましょう。

上図のように、レベルで2点を測定し、AB間の高低差を求めます。この際、進行方向後ろの観測を後視(Back sight)、前方向の観測を前視(fore sight)といいます。水準測量の場合、通常後視を基準にして、前視の標高を求めます。

さて、上の観測で後視0.85m前視1.85mと観測結果が得られたとします。このとき、AB間の高低差は以下の式により、求められます。

⊿h=B.SF.S

さて、考えればそう導けるかもしれないですが、なんとなくイメージが湧かないのではないでしょうか。少し図でイメージをつけてみましょう。

先ほど、後視は高さの基準となると述べました。そこで、標尺上の0.85mに印をし、前視を測ったとします。前視を測った時の後視の印はどうなるでしょうか。

図を見てわかる通り、図上で大きく下がっていることがわかります。そして、その比高差(+-含め)は、前視と後視の目盛りの差となっていることが読み取れると思います。

このように、水準測量では、後視の目盛りを基準として、相対的に地盤の比高差を求めていくことで、各測点の標高を決定します。

4. 参考ページ

【測量士補・測量士】水準測量の原理②:路線の高低差を求める

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