【測量士補】試験突破のポイントを伝授:勉強の優先順位、ポイントを解説

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測量士・測量士補の試験が10月以降とアナウンスされて2カ月が経ちました。7月20日付でお国から11月22日に試験実施という情報が出てきました。4か月も猶予をいただいたので、しっかりと準備をしていきましょう。

さて、今日は測量士補の試験突破ポイントを分野ごと経験談を基に書いていこうと思います。去年からちまちま測量士補の過去問解答を3年分作ってたので、そのときの知識も踏まえていきます。

1. 試験概要

<測量士補>
公共測量に従事する者として、その円滑な実施の観点から必要となる、測量技術、関連法令、公共測量の実務等に関する知識を問う。
試験方式:マークシート式 28問(700満点) 450点以上で合格

全問マークシートで実施されます。上記の点数表記だとわかりずらいですが、18/28とれていれば合格、つまり10問まで落としても合格です。

10問落としてもよいので、出題分野を戦略的に勉強すれば、短期間で合格は可能です。マークシートだけでもあるので、少し気が楽ですね。

2. 試験合格の戦略

測量士補試験は、測量担当者になる資格ですが、測量を未体験の方でも十分合格できます。私の場合、測量経験0で測量士補は合格しています。

以下に、試験突破のポイントを列挙してみます。

  • 勉強は、基本過去問を解きながら行う。
  • 計算問題は、捨てない。
  • GNSS、写真測量など想像が難しい分野は問題暗記でOK
  • 過去問で20点以上を安定して取れれば、合格圏。

また、図で、各分野の優先度と難易度を表すとこんな感じになります。(あくまで私的です)優先度の高いものから勉強していくことも合格の戦略の一つです。

・勉強は、基本過去問を解きながら行う

測量士・測量士補ともに基本となる勉強スタイルです。ほとんどの試験問題が過去5年分くらいの焼きまわしであるため、過去問をできるようにすれば自然と本試験も合格します。具体的な勉強方法は下記ページを参照してください。

【測量士・測量士補】試験対策:マークシートに効果絶大な勉強方法

・計算問題は、捨てない

数学が苦手で計算問題の勉強を後回しにしてしまう人もいると思います。しかし、計算問題の多くは特に測量の知識なくとも、解くことができますので、絶対に捨てず過去問で解けるようにすると合格に近づきます。

測量士補・測量士のコンテンツで計算問題の解き方については、解説してますので参考にしてください。

・GNSS、写真測量など想像が難しい分野は問題暗記でOK

計算問題とは逆に、GNSSや写真測量など実際に測量をしたことがないと想像がしずらい分野については、捨ててもOK。または、原理などを度外視して問題を丸暗記する程度でも大丈夫。過去問を繰り返しやっていけば、原理はわからずとも、選択肢の間違いは見つけることができるようになります。

3. 分野ごとの勉強ポイント

(1)法規・基準(No.1~No.4)

丸暗記分野ですが、ある程度体系的に覚えることは可能です。特に国土地理院の長申請するか、国土交通大臣へ申請するか整理すると選択肢が一気に絞れるようになります。

<参考ページ>
【測量士、測量士補】 頻出法規についてまとめてみた。
【測量士・測量士補】 申請・許可の管轄機関(国土地理院、国土交通省)をまとめてみた。

また、測量の基準(座標系、高さ)については毎年出ます。特にジオイドと楕円体高の関係はしっかり覚えておくこと。

<参考ページ>
【測量士・測量士補】座標系の種類
【測量士・測量士補】高さの基準、標高と楕円体高の関係とは?

(2)測量数学(No.3など)

三角関数、ラジアン、10進法⇔60進法への変換は必須。ここが嫌いな人が多いのではないでしょうか。多くの問題にかかわってきますので、測量の知識以上に最優先で取り組んだ方がいいと思います。

【測量士補・測量士】これだけは覚えておきたい。三角関数の公式集。
【測量士、測量士補】小学生でもわかるラジアンの解説
【測量士、測量士補】度数法の変換。10進法 ⇔ 60進法

(3)多角測量(No.5~No.9)

ここから、本格的に測量の分野ですが、実際に測量をやってないと単語だけで(??)となります。そのため、原理を完全に理解しようとすると非常に時間がかかりますので、過去問を使ってざっくり勉強するのがおすすめです。また、以下内容を念頭に置いて勉強を進めていくと理解がしやすいかもしれません。

  • 多角測量は角度と距離によって、測量の基準(基準点)を設ける測量
  • 器械で生じる誤差を理解する。
  • 座標、方向角を理解し、計算問題を解けるようにする。
  • GNSSは余裕があれば、勉強する

<参考ページ>
【測量士・測量士補】多角測量の原理①:新点を定める要素
【測量士・測量士補】多角測量の原理②:新点座標の計算

(4)水準測量(No.10~No.13)

(3)多角測量と同様、意味不明な単語が襲ってきます。この分野では、水平に視準することができる器械(レベル)で高さの目盛り(標尺)を読んで、標高を計算する測量をしていることを念頭に置いて、問題を解くと少し理解が楽になると思います。

<参考ページ>
【測量士補・測量士】水準測量の原理①-レベル、標尺を用いた高低計算
【測量士補・測量士】水準測量の原理②:路線の高低差を求める

(5)地形測量(No.14~No.17)

測量分野で最も知識を必要とせずに解ける分野です。計算問題を中心に過去問を練習することがおすすめです。RTKなどGNSSの知識を聞かれることもありますが、1、2問なのでスルーしてもいいです。

(6)写真測量(No.18~No.20)

多くの人が最もなじみのない測量分野だと思います。計算問題だけ確実に取りましょう。よくわからん穴埋め問題や選択問題は、過去問で済ませる程度でいいと思います。

(7)地図編集(No.21~No.24)

測量ではなく、地図編集の問題なので結構勉強しやすいと思います。GISについて扱ったことがない人もいるかもしれませんが、知識なしでも解ける問題なので、過去問中心に勉強すれば問題ないです。ただ、地図読定の問題で地図記号をしらないと解けない問題があるので、試験前に勉強することがおすすめです。

(8)応用測量(No,25~No.28)

毎年、単曲線の計算問題、用地測量の計算問題が出ているので、解けるようにしておくこと。最近だと土量計算をNo.25に持ってきている傾向があるので、いくつか過去問をあたるといいかもしれません。河川測量は、過去問で聞かれている知識があれば対応可能です。

<参考ページ>
【測量士・測量士補】単曲線の性質②-各要素の求め方
【測量士・測量士補】座標法公式の導き方・考え方
【測量士・測量士補】点高法の考え方

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