測量士・測量士補 分野別解説

【測量士補 合格体験記】合格までのプロセスを振り返ってみます。(勉強期間、使用テキストなどを紹介)

本日は、私の「測量士補」までのプロセスを振り返ってみようと思います。これから測量士補を受ける方の参考にしていただければと思います。

1. 事前の測量経験:皆無

 私は、会社で測量士補が必要だと前もって聞いていたため、会社入社前より、独学で測量士補の勉強に取り組んでいました。土木とは程遠い分野を、今まではしてましたので、測量経験は、全くありませんでした。

 測量士補に関係する私のスキルといえば、高校の三角関数、計算は一通りできることぐらいです。ただその程度の知識があれば、測量士補の試験では不自由しませんでした。

2. 勉強過程

(1)ひとまず、過去問を解いてみる(3月~4月上旬)

 私は、資格勉強を始める際、ひとまず最新の過去問を1年分解いてみるところからスタートします。結果は、9点/28満点。余裕で落ちる点数ですね(合格には18点必要)。

 しかし、測量のことを知らなくても、三角関数などの数学知識があれば解けてしまう問題も多々あることに気づきます。

また、過去問を見る限りですと、かなり焼き回しの問題も多かったため、過去問を解きながら知識を深めていく勉強法を実行しました。

(2)テキストを読みながら、過去問の復習をする(4~5月上旬)

 ほかの記事でも書いてますが、過去問は必ず復習し、その周辺の知識も同時につけるよう勉強しました。勉強方法については、下記をご覧ください。

【測量士・測量士補】試験対策:マークシートに効果絶大な勉強方法

 使用したテキストは「測量士補 合格ノート 東京法経学院」です。他の参考書よりも詳しく書かれており、試験範囲をしっかり網羅されています。

 ほかの資格試験にも言えることですが、テキストは公式から出ているもの、もしくは、それに付随して詳細に書かれているもので勉強するのがいいと思います。

(3)過去問ノートを3年分作成した(5月上旬〜中旬)

上記の勉強法を5月上旬〜中旬まで続け、過去問ノートを3年分作成しました。最初の1年分は、テキストを読みながら作成するので、時間がかかりますが、2年目、3年目にもなるとスピードが上がり、1週間くらいで作成できました。

2年目、3年目は、一通りテキストも読んでましたので、20点程度取れました。

 過去問ノートを4年分作ると、大体4Aノート2冊くらいになります。

(4)試験日午前中に4年目の過去問に撃沈する

 試験前日、私用で徹夜するなめぷムーブをかまし、午前中に4年目の過去問を解いて見ることに。

 

 結果、13/28・・・これは、マズい・・・!!
 前日にナメプかまして、落ちたら流石にカッコ付かない。ということでここから、試験時間まで超必死になることに。

 

(5)試験前まで必死に過去問を詰め込む

 試験会場には、おおよそ1時間前くらいに入室できます。そこから、試験開始まで必死でした(笑)。

 過去問をノートにまとめて良かったと思うのは、この瞬間でした。紙とかでバラバラに過去問を打ち出していると非常に使いづらく、無駄なスペースも取るので個人的にあまり使い勝手が良くないと思っています、一方、ノートであれば、まとまってますし、そこに解答も作ってあるので、最後の追い込みに非常に使いやすかったです。

自分で解説も書いてありましたので、1時間足らずで過去問ノート全てを見直すことができました。さぁ、試験本番です。

3. 試験本番

 試験時間は3時間。ぶっちゃけ、めちゃくちゃ長くて余裕で時間余ります。しかし、計算を電卓でやることができないので、多角測量、水準測量、求積問題をゆっくり、計算過程が分かるように解いていきました。

それでも時間が余ります。見直しをしてました、と言いたいところですが、確実にあってるだろう問題を〇したり、予想点数をつけたりして、3時間過ごしました。試験最後まで残れば、問題もらえるので自己採点用に持って帰りました。

4. 試験結果

 比較的人気(?)な資格なので、ネット上で解答速報が発表されます。試験問題も持ち帰ったので、自己採点も確実にできました。

 結果は、27点/28満点。マークミスがなければ、確実に合格、かつ過去一高い点数を取ることができました。

 試験前に過去問を詰め込んでおいたおかげで、試験中に勉強した知識を思い出すことができ、わからない問題はほぼない状態でした。

 合格発表日には、無事、合格証書が送られてきました。
(他の資格合格証書よりだいぶあっさりしています。)

5.まとめ

  • 測量経験:皆無
  • 勉強期間:約2カ月
  • 勉強方法:過去問ノートづくり
  • 使用テキスト:測量士補 合格ノート 東京法経学院
  • 試験結果:合格(27/28)
  • 試験のポイント:最後の1時間で、過去問を詰め込む準備をする。

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