次のa ~ e の文は、公共測量における写真地図作成について述べたものである。明らかに間違っていているものを選べ。
a. 正射変換とは、数値写真を中心投影から正射投影に変換し、正射投影画像を作成する作業(〇:※1)をいう。
b 写真地図は、図上で水平距離を計測することができる(〇:平面図と同様の原理、斜距離は無理)。
c. ブレークライン法により標高を取得する場合、なるべく段差の小さい(×⇒大きい)斜面等の地性線をブレークライン(※2)として選定する。
d. 使用する数値写真は、撮影時期、天候、撮影コースと太陽位置との関係などによって現れる色調差や被写体を考慮する(〇:色調差が大きいとモザイクした画像境界の色調差が目立つこととなる。)必要がある。
e. モザイクとは、隣接する中心投影(×⇒正射投影)の数値写真をデジタル処理により統合する作業をいう。
正の内容:赤マーカー、誤の内容:青マーカー
※1. 正射変換

※2. ブレークライン法
数値図化により地形形状が連続的に変化する被覆の上端・下端や地性線等を三次元の線として取得する方法。このブレークラインを制約条件とし、不整三角網(TIN)を作成する。

R5年度 測量士補 過去問解答
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