【測量士補　過去問解答】令和5年（2023）No.19　正誤付き選択肢

　次の文は、公共測量において無人航空機（以下「UAV」という）により撮影した数値写真を用いて三次元点群データを作成する作業（「UAV写真点群測量」という。）について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。

1. UAVを飛行させるにあたっては、機器の点検を実施し、撮影飛行中に機体に異常が見られた場合、直ちに飛行を中止する（〇：フェールセーフの設定もしっかり確認しておく）。

2. 三次元形状復元計算とは、撮影した数値写真及び標定点を用いて、地形、地物などの三次元形状を復元し、反射強度画像（×→オリジナルデータ。反射強度画像はレーザー光などの反射強度データより作成した画像である）を作成する作業をいう。

3. 検証点は、標定点からできるだけ離れた場所に、作業地域内に均等に配置する（〇：検証点は、三次元点群データの検証を行う点。標定点の総数の半数以上、かつ計測範囲内に均等に配置する。マニュアル第５３条を参照）。

4. UAV写真点群測量は、裸地などの対象物の認識が可能な区域に適用することが標準である（〇：空中写真を用いるため、空中写真で地表面が識別できない箇所使用することができない。例えば、地表面が完全に植生で覆われた森林部など）。

5. カメラのキャリブレーションについては、三次元形状復元計算において、セルフキャリブレーションを行うことが標準である（〇：三次元点群変換時に、カメラの歪みを計算し、撮影写真に対して補正を行うこと）。

正の内容：赤マーカー、誤の内容：青マーカー

R5年度　測量士補　過去問解答

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