次の文は,GNSS 衛星及び公共測量における GNSS 測量機を用いた基準点測量(以下「GNSS測量」という。)について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。
1.GNSS 測量において,準天頂衛星は GPS 衛星と同等(〇:GPS衛星の補完、補強が目的)の衛星として扱うことができる。
2.異なる衛星測位システムを組み合わせて使用することで,測量できる場所や時間帯を拡大できる(〇:QZSSは常に天頂付近に配置されるため)。
3.準天頂衛星の測位信号は,日本以外でも東南アジア,オセアニア地域で受信可能(〇)である。
4.GLONASS 衛星の軌道傾斜角は GPS 衛星よりも大きい(〇:軌道傾斜角は衛星の軌道面と赤道面がなす角度のこと。GLONASS-64.8°、GPS-55°。GLONASSは高緯度地域での測位を考慮されている)。
5.GPS 衛星 2 機,準天頂衛星 2 機及び GLONASS 衛星 1 機の組合せを用いることで,スタティック法による 10 km 以上の観測を行うことができる(×→10km以上の観測をする場合は、GPS衛星のみの場合5衛星以上、GPS、GLOBASSを用いる場合6衛星以上とする。QZSS=GPSとして扱うので、本選択肢の場合はあと1衛星必要である)。
正の内容:赤マーカー、誤の内容:青マーカー
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R4年度 測量士 過去問解答
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