次の文は,公共測量における地上レーザスキャナを用いた地形測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。
1.地上レーザスキャナを用いて傾斜のある地形を計測する場合,観測の方向は地形の高い方から低い方(×⇒低い方から高い方。上り斜面の観測の方が観測間隔が短くなり、精度が高くなるため。マニュアルp53)への向きを原則とする。
2.局地座標系で観測する場合は,相似変換による方法又は後方交会による方法を用いることを原則とする(〇:相似変換は4点、後方交会は3点の標定点が必要。論理的に規定した数より1点多くし、冗長性を持たせている)。
3.地上レーザ測量で設置する標定点は,地上レーザ観測の有効範囲の外に設置することを原則とする(〇:観測精度が確保される程度でできるだけ遠い方が望ましい。マニュアルp43)。
4.同一箇所から複数回観測する場合は,それぞれ地上レーザスキャナの器械高を変えることを原則とする(〇:的確に観測点間隔を増やし、精度確保を行うため)。
5.地上レーザスキャナの距離観測方法は,TOF(タイム・オブ・フライト)方式(〇:照射から受光までの時間を観測する方式)又は位相差方式(〇:照射と受光の際の光の位相差を用いる方式)とする。
正の内容:赤マーカー、誤の内容:青マーカー
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R4年度 測量士 過去問解答
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