電子基準点である既知点 A 及び新点 B において、公共測量における GNSS 測量機を用いた基準点測量を行い、既知点 A から新点 B までの距離 10,000.000 m、新点 B の楕円体高 42.70 mの値を得た。このとき、新点 B の標高は幾らか。
ただし、既知点 A の標高は 35.20 m、楕円体高は 62.80 m であり、ジオイドは楕円体面に対し、既知点 A から新点 B の方向へ、距離 1 km 当たり +0.02 m の一様な傾斜をしているものとする。また、距離は楕円体面上の距離とする。
解答

文章を図で表すと、上図のようになる。以下の手順でBの標高を求める
① 点Aのジオイド高を求める
62.80-35.20=27.60mとなる。
② 点Bのジオイド高を求める
既知点Aから新点Bへ向かって、1km(1000m)につき+0.02m傾斜しているので、 10000m離れているAB間では、+0.20mとなる。よって、点Bのジオイド高は
27.60+0.20=27.80m
③ 点Bの標高を求める
42.70-27.80=14.90m(答)
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R3年度 測量士 過去問解答
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