測量士補・測量士 過去問解答

【測量士 過去問解答】令和3年(2021)No.10

 電子基準点である既知点 A 及び新点 B において、公共測量における GNSS 測量機を用いた基準点測量を行い、既知点 A から新点 B までの距離 10,000.000 m、新点 B の楕円体高 42.70 mの値を得た。このとき、新点 B の標高は幾らか。
 ただし、既知点 A の標高は 35.20 m、楕円体高は 62.80 m であり、ジオイドは楕円体面に対し、既知点 A から新点 B の方向へ、距離 1 km 当たり +0.02 m の一様な傾斜をしているものとする。また、距離は楕円体面上の距離とする。

解答

文章を図で表すと、上図のようになる。以下の手順でBの標高を求める

① 点Aのジオイド高を求める

  62.80-35.20=27.60mとなる。

② 点Bのジオイド高を求める

 既知点Aから新点Bへ向かって、1km(1000m)につき+0.02m傾斜しているので、 10000m離れているAB間では、+0.20mとなる。よって、点Bのジオイド高は

  27.60+0.20=27.80m

③ 点Bの標高を求める

  42.70-27.80=14.90m(答)

参考ページ

【測量士・測量士補】高さの基準、標高と楕円体高の関係とは?

R3年度 測量士 過去問解答

No.1No.2No.3No.4No.5No.6No.7No.8
No.9No.10No.11No.12No.13No.14No.15No.16
No.17No.18No.19No.20No.21No.22No.23No.24
No.25No.26No.27No.28択一総評 記述総評  
2-C-12-C-42-D-2,35-A-35-B5-C-15-D-3,4

測量士・測量士補コンテンツに戻る

-測量士補・測量士 過去問解答